ソウル市は11月29日、捜査機関が押収した麻薬をまとめて廃棄・処分した。ソウル地域の検察庁5カ所、警察署10カ所から押収麻薬が厳戒態勢のなか指定場所に集められ、焼却処分された。
麻薬類管理法施行令などは、没収麻薬類は捜査機関から引き継がれた市・道知事が保管・管理し、事件終結の通知を受けたら速やかに処分すると定めている。
この日、捜査機関からソウル市への押収薬物の引き継ぎは監視員が見守る中、容器を封印した状態で品目と数量、容量などを測定しながら進められた。
午前8時40分ごろにソウル東部地検から始まった引き継ぎは午後1時ごろまで続いた。廃棄が決まった麻薬は大麻、ヒロポン、コカイン、エクスタシーなど数十種に及び、総重量は130㎏だった。時価数百億ウォン(1ウォン=約0.114円)とみられる。
引き継がれた押収麻薬類は大きな麻袋22個に入れられ、指定焼却場に搬送された。万が一の事故などに備えて武装警察が同行した。午後2時ごろ、指定焼却場に到着した麻袋は車から降ろされ、フォークリフトで焼却炉に直送された。
焼却炉は一般人の接近が遮断され、焼却過程で人体に危険が及ばないよう関係者以外の接近が厳重に規制された。
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