韓国政府が進める使い捨て用品規制で、劇場から映画のチラシが消えるのではないかとファンたちが心配している。しかし、結論は「チラシはなくならない」だ。
映画館メガボックスはこのほど、環境省の使い捨て用品規制指針に基づき、チラシの掲出を終了すると支店に通知した。指針などには、映画チラシの製作・配布を禁じる内容が含まれているからだ。
ただ、指針が規制しているのは「合成樹脂コーティング紙」だけ。そもそもその種の紙の使い捨て広告宣伝物の規制は以前からあり、メガボックスもチラシ配布の終了は既存の合成樹脂フィルム紙に限った話だと説明している。
CJCGVやロッテシネマは合成樹脂コーティングのないチラシは引き続き映画館に備え、配布する。CGV関係者は「映画チラシを『グッズ』として持ち帰る人もいて、マーケティング手段として有効だ」と話した。
ただ、映画チラシは新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、減少傾向にある。SNSによる広報の割合が大きくなり、チラシをなくせばマーケティング費用の節減につながるのは確かだ。環境省関係者は「業界が自発的に全てのチラシをなくすとすれば、私たちは当然賛成の立場だ」としている。
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