中位所得世帯がソウルで中間価格帯の住宅を買うためには、月給を全く使わずに10年貯めなければならない――。KB不動産の月間住宅価格動向ではじき出された数字だ。住宅価格は下落傾向にあるため最近10カ月で約2年短縮された。
住宅価格を世帯所得で割った「PIR」という数値を見ると、今年9月のソウルのPIRは10だった。6月の調査時の10.5よりは減った。
PIRが10というのは中位所得世帯が10年間、給与など所得を全てためれば中間価格住宅1軒を買えることを意味する。9月のソウルの住宅の中間価格は6億9500万ウォンで、ソウル中位所得世帯の1年給与約6926万ウォン(約786万円)の約10倍だ。
ただ、ソウルの住宅価格は最近下落傾向にあり、PIRも減少している。昨年11月の12.0から今年3月には10.8、6月には10.5に減り、9月には10まで下がった。住宅価格が昨年11月の7億5000万ウォンから下落した影響が表れている。
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