韓国で物価高・高金利による内需の不振が持続し、消費者の景況感が悪化している。今後1年間の物価上昇率の展望を示す期待インフレ率は2カ月連続で同じ水準を維持した。
韓国銀行が28日発表した11月の消費者動向調査結果によると、今月の消費者心理指数(CCSI)は前月比0.9ポイント低い97.2だった。
CCSIは7月に103.2を記録した後、▽8月103.1▽9月99.7▽10月98.1▽11月97.2――と4カ月連続で下落した。
韓銀のファン・ヒジン統計調査チーム長は「米国の輸出景気回復の兆しにもかかわらず物価高・高金利による内需不振が続いたため」と分析した。
CCSIとは、消費者動向指のうち6つの主要指数から算出した心理指標。2003年から2022年まで20年間の平均値を基準値(100)とし、これを上回れば楽観的、下回れば悲観的であることを意味する。
今後1年間の物価上昇率の展望を示す期待インフレ率は3.4%で、1カ月前と同じだった。
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