韓国・済州市のあるマートの駐車場で発生した軽い接触事故で、被害者から治療費の他に200万~300万ウォン(1ウォン=約0.1円)の示談金を要求されて悔しい――こんな車の持ち主の話がユーチューブチャンネルのハン・ムンチョルTVで伝えられた。
映像によると、事故は9月30日午後2時ころ、済州市のあるマートの駐車場で発生した。情報提供者のA氏は、駐車場からバックしていたら、車の後ろを歩いていた女性と少し接触した。
事故直後、A氏は車から降りて大丈夫かと尋ね、女性は「大丈夫だから次からは気をつけるように」という言葉だけを残して現場から立ち去ったという。すっきりしない気持ちでA氏は警察に接触事故の事実を知らせた。4~5日後に、被害者から事故の通報があったという連絡を警察から受けたという。
警察の調べを受けた後、A氏は後方をよく調べなかった自分の過ちなので、すぐ保険会社に対人賠償請求をした。
問題はその後発生した。被害女性は1カ月が過ぎても診断書も提出せず、腕と首、腰の痛みだけを訴えた。また、MRI撮影の結果、ヘルニアがあるとも話したという。
何よりも被害女性は自身が高額所得者であることを強調し、示談金として200万~300万ウォンを要求したという。
A氏は「高額所得者だと言い張って診断書も出さないまま200万~300万ウォンを要求する女性と保険会社が合意すれば納得しなければならないのか」と尋ねた。
映像を見た弁護士は「車道区分がなく、中央線のない道路または駐車場では歩行者に気をつけなければならない。駐車した車の後ろを通り過ぎた歩行者に過ちはなさそうだ」と、A氏の過失が100%だという意見を出した。一方で「この事故で驚いたはずみで捻挫することはあるが、ヘルニアにはならないのではなかろうか。既往症と推定されるが、きちんと確認すれば、相手は既往症の治療費を自己負担することになる可能性もある」との見解を示した。
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