韓国で「MBTI性格診断」が20~30代の一部就活生にとって悩みの種になっている。MBTIのタイプ分けで偏見を持たれ、採用に不利になるのではないかと不安を感じているのだ。
MBTIは性格類型検査の一種で、外向型(E)と内向型(I)、感覚型(S)と直観型(N)、思考型(T)と感情型(F)、判断型(J)と認識型(P)の4つの二項対立する特性の組み合わせにより性格を16のカテゴリーに分類する心理学的ツールだ。
2020年ごろに一部企業が入社試験の面接などで求職者にMBTI質問をし、是非論に発展したことがある。当時、企業は「緊張をほぐすための雑談に使った」「合否に影響を及ぼさない」などと釈明した。
しかし、依然として多数の企業の面接場でMBTIについて質問している。
就活生情報の共有カフェでは「面接を受ける時、MBTIを尋ねる会社があるというが、率直に言えば落ちるだろうか」とか「面接でMBTI質問を受けたが、一緒に働きたくないタイプか把握するためなのか」と不安がる声が上がっている。
今年8月のインターン面接でMBTI質問を受けたという就活生(23)は「P型(認識型)なのに普段、試験勉強をする時も計画を立てない方なのか」と面接官から聞かれたといい、「単に軽い気持ちで尋ねたのか、何か意図があったのかわからなかった」と訴えた。
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