韓国で今年10月まで仕事を持たず「休んだ」状態にあった青年は月平均41万人だった。休みの状態にある青年は今年に入って全体の5%程度まで増加。政府は1兆ウォン(約1150億円)の予算をかけて青年の社会的孤立を防ぐための支援策を用意する方針だ。
統計庁が15日発表した10月の雇用動向によると、非経済活動人口の中で「休んだ」人口は前年より6万人増えた。前年比で40代(1万5000人)と30代(1万2000人)、60歳以上(3000人)は増加し、残りの年代は減少した。15~29歳の青年層は前年比7000人減り36万6000人。2カ月連続で減少してはいるが、1~10月の月平均は41万人だった。
青年層の雇用状況は良好な流れを見せている。青年雇用率は46.4%、失業率5.1%は過去最低だった。20代後半の雇用率も過去最高の72.7%を記録している。
その一方で、仕事も求職活動もせず、ただ休んだ状態の青年人口は今年に入って増加傾向にある。月平均41万人という数字は青年人口の4.9%にあたり、かなりの高水準。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年の5.0%(44万8000人)がピークで以後は減少しており、反転したのは今年に入ってからだ。
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