2024 年 11月 23日 (土)
ホーム経済流通有名ブランドのバッグ、ロゴを残したまま他の用品に…韓国でリフォーム業者に「商標権侵害」認定

有名ブランドのバッグ、ロゴを残したまま他の用品に…韓国でリフォーム業者に「商標権侵害」認定

ルイ・ヴィトンバッグ(写真=gettyimagesBank)(c)MONEYTODAY

有名ブランドのロゴを残したままバッグなどから他の用品にリフォームすれば商標権侵害になる――こんな判決が韓国で言い渡された。

ソウル中央地裁は先月12日、ルイ・ヴィトンのバッグの生地を使って新たなバッグや財布を作っていた修繕業者に対し、製造の差し止めとルイ・ヴィトン側に賠償金1500万ウォン(1ウォン=約0.114円)を支払うよう命じる判決を言い渡した。

業者はソウルで衣類・雑貨修理店を経営し、客のブランドバッグの革を活用して大きさや形が異なるバッグや財布に仕立てるサービスを提供していた。リフォーム費用は1点当たり10万~70万ウォン。

ルイ・ヴィトン側は昨年2月、商標権が侵害されたとして2017~2021年のリフォーム作業分について損害賠償請求訴訟を起こした。

業者側は「リフォームした製品を客に返しているので量産性や流通性がなく、商標法上商品に当たらない」と反論。また「第3者に販売していないから、ルイ・ヴィトンの商標の識別力や名声を傷つけていない」と主張した。

これに対し、地裁はバッグを分解して裁断や染色、部品の取り付けなどの工程を経ている点を重視し、「業者は単純な修繕を超えて他人が商標権を有する製品を任意に生産した」と判断した。

また「リフォーム製品を見たり中古で買い入れたりした第3者が製造元を混同する恐れがある」とも述べた。

これまでに最高裁は「本来の商品の同一性を害するほどの加工・修繕は実質的な生産行為と同じ」という判決を出したことがある。

(c)MONEYTODAY

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