「配達の民族」や「ヨギヨ」など韓国の配達プラットフォーム企業がサービス強化のために生成型AI(人工知能)やビッグデータなど新技術を積極的に活用している。到着予定時刻を知らせる初歩的なAI技術だけでなく、顧客のレビューを分析してメニューを推薦したり虚偽レビューを判別したりするなど活用範囲が広い。
ヨギヨは今年、4人の専門家から成るAIレビューモニタリングチームを発足させた。ヨギヨアプリに登録されたレビューを探知し、24時間以内に分析して虚偽のレビューを選り分ける。フォトレビューの場合、一部利用者が虚偽の写真でレビューを作成する場合がある。ヨギヨのAI技術はフォトレビューを「注文と関連なし」「悪口・ひぼう」「性的・有害」「個人情報」などに関連があると判断すると自動的にブラインド処理する。
配達の民族は17日、生成型AI「GPT-4」を利用してアプリに累積されたレビューを分析し、顧客に多様なメニューを提案する機能の運営を始めた。これを利用すればメニュー名ではなく「退勤途中」「子どもと一緒に」「ストレス」などの単語を検索しても関連した食べ物を推薦してもらうことができる。
また、クーパンイーツは7月、生成型AIスタートアップのドラップと契約した。独自のAIなどをベースにイメージを生成する「ドラフアート」により、利用者が商品写真の希望するコンセプトと雰囲気を入力すれば背景、照明、影などを自動調整した写真をつくるサービスを始めた。
(c)MONEYTODAY