韓国の環境プラットフォーム専門企業「エコベル」が、分解するプラスチックストローを作った。使い捨て用品の使用を規制する「資源リサイクル法」が周知期間(11月終了)を経て施行されるのに伴い「エコストロー市場」の攻略に乗り出す。
エコベルは英国のプラスチック専門企業シンフォニーと技術協力し、エコプラスチックストロー「ミントロー」を早ければ12月に発売する。
シンフォニーは、独自開発した「d2w」という酸化生分解添加剤を活用し、土壌や海洋で酸素と反応して微生物によってプラスチックを分解する技術を開発。世界100カ国余りにd2wを輸出している。
ミントローは既存の使い捨てストローの素材であるポリプロピレンにd2wを加えて製造。2年以内に分子構造が変わり分解される。分解後もマイクロプラスチックが残らないのが長所だ。
エコベル関係者は「ミントローは既存のストローと外形と機能は同じだが、早く分解される。生産準備の速度を上げている」と話している。
大手フランチャイズカフェは早くから紙ストローを導入していたが、単価がプラスチックストローより2.5倍ほど高いとされる。エコベルはミントローを一般のプラスチックストロー並みの価格で販売する予定だという。
(c)MONEYTODAY