2019年に起きた日本製品不買運動「ノージャパン」の影響によって、韓国市場で苦戦していた日本ビールが、輸入ビール1位の座を奪還した。
関税庁によると、今年(1~8月)の日本ビール輸入量は3万6574トンで、全体の21.9%を占めた。日本のビールは中国(3万2153トン)とオランダ(2万9243トン)を超え、2018年以来の1位になった。
昨年、日本のビール輸入量は1万8940トンにとどまり、この2国に次ぐ3位だったが、今年の輸入量は昨年同期比238.4%急増した。
日本のビールメーカー各社は今夏、韓国に相次いでポップアップストアをオープンし、積極的なマーケティングを展開した。消費者の反応もおおむね肯定的だった。
特にアサヒスーパードライ生ビール缶は発売当時、供給量が需要に追いつけない状態だった。これを受けてロッテアサヒ酒類が韓国市場向け単独商品を発売するなど競争も激しくなっている。
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