上半期の海外市場で好調な実績を挙げた韓国のラーメン企業等の勢いが今後も続きそうだ。
ラーメン価格引き下げの影響が初めて反映される第3四半期も、農心(ノンシム)と三養(サムヤン)食品の実績には大きな問題はないとの見通しが支配的だ。
農心は6月に披露した「モクテカン」と8月発売の「辛ラーメン ザ・レッド」の相次ぐ成功で上半期の上昇ムードが続いている。
モクテカンは発売と同時に品薄となり、販売量600万袋を突破。「大人用菓子」市場を開拓した。
限定版として発売された「辛ラーメン・ザ・レッド」も激辛ラーメン人気で、最初に出した500万袋が全て売れ、追加生産して対応した。農心は同製品の正式発売も検討している。
ハンファ投資証券は第3四半期、農心の連結基準売上高を8876億ウォン(1ウォン=約0.1円)、営業利益は509億ウォンを記録すると予想。値下げの影響はあるが、モクテカンと辛ラーメンザレッドの好調な販売により内需売上高は前年同期比7%、輸出売上高は20.8%成長するとみている。
三養食品も価格引き下げの影響は大きくない見通しだ。今年上半期の海外輸出割合が65.5%と高く、国内市場の影響が比較的小さい。さらに、7月の値下げ対象製品から主力製品を除外したことも奏功するとみられる。
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