韓国の料理宅配アプリ「クーパンイーツ」の「伝統市場活性化プログラム」が、地域の業者の成長をけん引している。クーパンイーツは同伴成長を図る共生協定を通じ、地域社会の発展にも寄与したと評価されている。
クーパンイーツは26日、伝統市場活性化事業で3年間に全国135市場1600カ所余りの店舗をオンライン市場に進出させ、上半期にこれらの店の売り上げが対前年比20%増えたと明らかにした。クーパンイーツは、多くの業者がパンデミックで経営危機を迎えた2020年から伝統市場活性化プログラムを展開し、業者の販路作りに努めてきた。
京畿道東豆川中央市場で豚足と餃子、ツイストドーナツを販売するパク・カンソク氏は「クーパンイーツに加盟後、売り上げが30%増えた」と話した。これは先月、クーパンイーツと東豆川市の小商工人連合会が伝統市場活性化共生協定を締結してから1カ月後の成果だ。
クーパンイーツは協定締結後、オンライン販売に必要なコンテンツの制作、オーダーメード型教育支援などを通じ、中央市場の業者のデジタル対応能力を強化してきた。
パク・カンソク氏は「クーパンイーツから環境にやさしい包装材の提供を受けたほか、オーダーメード型教育などの支援も受け、宅配の準備の負担を軽減できた。他の伝統市場の業者もクーパンイーツを通じ、伝統市場の味と情をより多くの人に届けてほしい」と話した。
クーパンイーツは今後、より多くの団体、機関と協力して地域の業者のオンライン進出を支援する方針だ。
クーパンイーツ関係者は「スマートフォンやコンピューターなど、デジタル活用がうまくできなくても私たちと一緒にやれば、誰もがオンラインに進出して新たな成長機会を得ることができる。今後もより一層多様な支援策を模索し、地域の業者の心強い協力者であり続ける」と話している。
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