韓国の若者に大人気のおやつ「タンフル」を巡るさまざまな摩擦やあつれきがますます激しくなっている。べたべたすることから持ち込み禁止の「ノータンフルゾーン」が現れたばかりか、新手の「マーラータンフル」による健康問題まで浮上し、人気とあつれきは当面収まりそうもない。
news1の取材によると、最近、麻辣湯(マーラータン)を食べてタンフルを楽しむ「マーラータンフル」が新語になるほど流行。極度に甘い物と辛い物の大量摂取で健康を害するのではないかという指摘が出ている。
乙支(ウルチ)大学家庭医学科のオ・ハンジン教授は「辛さは味ではなく『痛み』だ。辛さは胃・食道・括約筋を弛緩させ、胃炎を発生させ、食道や腸にも影響を与えることがある」と指摘する。
タンフルも糖尿病など成人病の恐れがある。ソウル白病院家庭医学科で教授を務めたパク・ヒョナ氏も「タンフルにコーティングされた砂糖は単純糖で、過剰摂取すると肥満と脂肪肝を誘発する」と話した。
一方、衛生問題は相変わらずだ。タンフル店の近くには捨てられた串があふれている。大半のタンフル店はゴミ箱を設けているが、テイクアウト中心のため限界がある。
あるタンフル店のマネジャーは「他の支店では清掃員が串でけがをしたとも聞いた。私たちは店で出た串を集めて折って捨てている。安全に運営しようと努力している」と強調した。
店でタンフルを購入した客(26)は「この問題の本質は市民意識だ。店だけでなく消費者も努力しなければならない。買った人が最後までゴミを安全に処理してこそ解決できる問題だろう」と話した。
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