2024 年 11月 28日 (木)
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「初・初・初」…韓国憲政史に記録される「2023年9月21日」

21日午後、国会本会議で、共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)代表に対する逮捕同意案が可決された(c)news1

21日に開かれた韓国国会本会議では、史上初の記録が相次いだ。現職の野党第1党代表の逮捕同意案、首相解任建議案、現職検事に対する弾劾訴追案ともに、75年の憲政史上初めて、国会を通過した。

国会は同日午後、本会議を開き、最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表に対する逮捕同意案を、出席議員295人のうち賛成149人、反対136人、棄権6人、無効4人で可決した。現職の野党第1党代表の逮捕同意案が可決されたのは初めて。

同日、与野党議員らは逮捕同意案表決のために総出動した。入院中のイ・ジェミョン代表や外遊中のパク・ジン(朴振)外相ら3人を除く295人が本会議場に入った。

当初、政界関係者の間では、逮捕同意案は否決されるという見方が優勢だったが、「国民の力」や野党「正義党」などの120票に加え、民主党内で29人以上という予想外の大量造反が出て可決された。

逮捕同意案可決直後、与党議員席から歓呼と拍手が巻き起こる一方、野党議員らは神妙な姿で話を交わしていた。傍聴席ではイ・ジェミョン代表の強硬支持層が「お前たちは人なのか」と泣き出し、激しく抗議した。

また、ハン・ドクス(韓悳洙)首相の解任建議案可決も憲政史上初めて。これまで発議された首相解任案は計8件で、このうち実際に表決に付された3件は否決され、残りは期限満了で廃棄された。2015年のイ・ワング(李完九)首相の場合、解任案提出直前に辞任した。

同日、国会では現職検事の弾劾訴追案も憲政史上初めて可決された。「ソウル市公務員スパイ操作事件」被害者を報復起訴したという疑惑を受けている水原(スウォン)地検安養(アニャン)支庁のアン・ドンワン次長検事は、憲法裁判所が弾劾案を容認すれば免職される。

与野党は同日の本会議で計98件の法案を処理する予定だったが、逮捕同意案可決の影響で会議が中断され、法案上程がすべて延期された。この日の本会議では逮捕同意案表決前に上程された「教権回復4法」だけが処理された。

(c)news1

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