2024 年 12月 23日 (月)
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北朝鮮のハッカー組織、暗号資産約400億円分奪取…核・ミサイル開発に投資

Pixabay(c)KOREA WAVE

北朝鮮のハッカー組織「ラザルス」が今年に入り、暗号資産(仮想通貨)を奪おうとサイバー攻撃を急増させていることがわかった。資金は主に核やミサイルなどの兵器の研究開発に投資されているようだ。

海外の報道によると、次世代のインターネット「ウェブ3」セキュリティー企業の米サーティックと英エリプティックなどは18日、「ラザルス」を3カ月間追跡した報告書を発表した。

セキュリティー企業は「北朝鮮によるサイバー攻撃の回数が目立って増加している。これは、北朝鮮の核や弾道ミサイル開発プロジェクトの加速化と関連があるようだ」と、憂慮を示した。

北朝鮮の軍事情報機関である偵察総局所属のハッカー集団として知られている「ラザルス」は、主に資金確保のための暗号資産奪取を担当している。

報告書によると「ラザルス」は6月初めから暗号資産企業を対象に約5件の攻撃を実行した。

攻撃により同組織が奪取した暗号資産は、「Atomic Wallet」1億ドル、「Fade」3730万ドル、「Alphapo」6000万ドル、「Stake.com」4100万ドルに達する。

さらに、まだ明らかになっていないが、12日に「CoinEx」から5400万ドル(約80億円)の暗号資産が奪われた事件の背後にもやはり「ラザラス」がいると指摘されている。

5件の暗号資産(暗号資産)奪取額は計2億9000万ドル(約428億円)に達する。

セキュリティー企業は分析を通じ、昨年から「ラザルス」が攻撃目標を分散型サービスから中央集中型サービスに移したことがわかったという。実際、最近の攻撃5件のうち4件は、中央集中型暗号資産サービス提供業者を狙っていた。

(c)KOREA WAVE

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