2025 年 1月 15日 (水)
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韓国で“ユーチューブスター”になった動物たち

セロ(c)NEWSIS

動物映像はユーチューブで人気コンテンツの一つに挙げられる。チューブガイド動物カテゴリーのチャンネル登録者数の順位を見ると、登録者100万人を超える韓国のユーチューブ動物チャンネルは13だった。また、50万人を超えるチャンネルまで含めれば37ある。

ただ、これらのチャンネルに登場する動物は主に子犬や猫などのペットだった。そのうち、さまざまな生物に関するコンテンツを掲載しているチャンネルは少数に過ぎなかった。

しかし最近、ペットだけでなく動物園で飼育している動物たちもやはり人々の注目を集めていることがわかった。一躍、国民スターになったエバーランドのパンダ「福宝(fubao)」とその双子の姉妹、先日、ソウル大公園から脱出したシマウマ「セロ」などが代表的だ。

セロは2019年、ソウル大公園のオスシマウマのカロとメスシマウのルルの間に生まれた。セロは普段親の「しがみつき」と呼ばれるほどだったという。

そうするうちに、人でいえば「思春期」の時期に入って隣に住むカンガルーに喧嘩を売ったり、食べ物を与えても無視することさえした。

日増しに激しくなるセロのストレスは「動物園脱出騒動」につながった。セロは3月23日、動物園から脱出しソウル市広津区(クァンジング)一帯の住宅街と道路を闊歩した。ソウル大公園から動物園が脱出したのは2005年の象以来、約18年ぶりだった。

セロは脱出して3時間後に無事に捕獲され、人命被害もなかった。

驚いた市民らは、各種SNSにセロの目撃映像を掲載し、瞬く間に広がった。これに加えて話題に浮上した人工知能(AI)を活用してセロのパロディ物を作り出すのが流行るほどだった。

また人々は、かつて親に死なれて深刻なストレスを体験していた、いわゆる「セロの裏事情」について知って、セロに関心を持ち同情心を抱き始めた。甚だしくは動物園をなくすべきだという主張まで出た。

このように「動物園脱出騒動」で人気が多くなったセロはユーチューブでもスターになった。セロに関する映像の中で再生回数100万回を超える映像が数多くあった。

セロの人気は単に一過性で終わるのではなく、いまも続いているようだ。

(c)NEWSIS

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