韓国・大田(テジョン)の小学校教師を4年間に及ぶ悪質なクレームで自殺に追い込んだとして、加害者とされる保護者の個人情報が拡散され、非難が続いている。
さまざまなオンラインコミュニティにこのほど、「大田教師死亡加害者美容室近況」というタイトルの文が掲載された。
そこには保護者が経営している美容室の写真が掲載され、「ここが首謀者」「お前のような奴のために死刑制度が必要」などと書かれたポストイットがぎっしり貼られている。
また、オンライン上では店の評価を示す星の数が極端に下げられており、あるポータルサイトではこの美容室の星の数は最も低い1点台にとどまっていた。
ネットユーザーたちは「ここが先生の命まで奪う美容室ですか?」「人を殺した指で髪の毛を触ると思うと胸がむかむかしますね」といった非難をぶつけている。
自殺したのは40代の教師で経験20年以上のベテラン。今月5日、大田の自宅で意識のない状態で見つかり、搬送先の病院で7日午後6時ごろ死亡した。
大田教師労組によると、この教師は2019年、勤務先の小学校で、友人に暴力を振るった児童を校長室に連れて行った。以後、児童の親から児童虐待の罪で告訴されるなど数年間にわたって苦しめられたという。
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