
韓国電力公社の負債が史上初めて200兆ウォン(1ウォン=約0.1円)を超えたことがわかった。韓電が支払う利子は1日70億ウォンに上っている。
韓電の半期報告書によると、6月末の連結の負債総額は201兆4000億ウォンで、国内上場企業で最も多い。
2020年末に132兆5000億ウォンだった韓電の負債は2021年145兆8000億ウォン、2022年192兆8000億ウォンと膨らみ続けている。
ロシアのウクライナ侵攻などを契機に急騰した国際エネルギー価格が電気料金に完全に反映できていないことが負債総額急増の原因とみられる。
韓電は電気料金の引き上げや国際エネルギー価格の下落などによって収益構造が改善されてはいるが、財務構造は依然としてぜい弱な状態だ。
第3四半期(7~9月)には10四半期ぶりに黒字転換するとみられるが、直後の第4四半期(10~12月)には再び赤字となり、今年約7兆ウォンの営業損失を記録すると見込まれている。
(c)news1