急にお金が必要になった人に最大100万ウォン(約11万円)を貸す韓国の少額生計費融資の利用現況を分析した結果、20代の4人に1人は、決められた期限までに利子を返済できていないことがわかった。
庶民金融振興院の資料によると、今月4日基準で少額生計費貸出全体利子償還率は85.9%、未納率は14.1%だった。
年代別に分析してみると、20代の利子未納率が24.5%で最も多く、30代17.7%▽40代13.5%▽50代9.7%▽60代7.4%▽70代以上7.2%――が続いた。
少額生計費の平均貸出金額である61万ウォンに貸出金利(年15.9%)を適用すれば、最初の月の利子は8000ウォン程度。それでも20代の相当数は利子を返済できずにいる。
金融界関係者は「金融活動経験が少ない20代は延滞が発生すれば、どんな信用上の不利益が生じるのかよくわかっていないのかもしれない。若年層のための信用教育が必要だ」と指摘した。
少額生計費貸出は、わずかの資金を確保できず闇金融などに走らざるを得ない低所得・低信用借主を保護するための制度。満19歳以上、年間所得3500万ウォン以下が対象となる。最初の50万ウォン貸出後に利子を6カ月以上納付できれば追加の貸し出しが可能だ。その場合、利子は最低9.4%まで減免される。
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