韓国の証券会社の大部分が今年上半期、従業員数を減らしたことがわかった。特に昨年、不動産PF(プロジェクトファイナンス)発の危機に見舞われたダオル(DAOL)投資証券は、今年だけで従業員の30%を削減した。
証券会社22社に勤務する従業員数は昨年末の3万3354人から今年上半期末3万2692人へと半年間で700人近く減少した。金融投資業界の営業環境悪化などにより証券業界の人数削減の流れが続いたとみられる。特に証券会社22社のうち従業員数を増やしたのはわずか4社に過ぎなかった。
証券会社の中で従業員が最も多い未来アセット証券の昨年末の従業員数は計3585人だったが、上半期末時点では3514人で71人減った。未来アセット証券は今年初め、10年以上の勤務者のうち満45歳以上を対象に希望退職者を募集した。
2番目に従業員が多いNH投資証券も従業員数が減った。昨年末の3128人から今年6月末には3069人へと59人が退職した。KB証券も従業員数が3008人から2980人へと小幅(28人)減少した。
このほか、韓国投資証券、新韓(シンハン)投資証券、サムスン(サムスン)証券、ハナ証券などの大手企業もそれぞれ51人、50人、7人、33人ずつ人員を削減した。
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