韓国の化粧品大手「アモーレパシフィック（AMOREPACIFIC）」グループ（アモーレG）の後継者が誰になるのか関心が集まっている。
有力後継者とされたアモーレGのソ・ギョンベ会長の長女ソ・ミンジョン氏が株式を放棄する一方、次女ソ・ホジョン氏がグループ持ち分を新たに保有することになったためだ。そのうえ、アモーレラグジュアリーブランドディビジョンAPチーム担当のソ・ミンジョン氏は7月から1年間の休職に入った。
業界によると、ソ・ミンジョン氏は6月、ソ・ギョンベ科学財団に「イニスフリー」の持ち分9.5％を寄付した。昨年9月には系列会社「エチュード」「エスポア」の持ち分もそれぞれ19.5％ずつ減資過程ですべて償却した。
これに対し、ソ・ホジョン氏は5月、アモーレGの普通株67万200株と優先株172万8000株をソ・ギョンベ会長から贈与され、ソ・ホジョン氏のアモーレG持ち分は0.16％から2.63％に増えた。ソ・ミンジョン氏が保有している持ち分2.66％に匹敵する。
関係者は「ソ・ミンジョン氏の休暇は一般職員の休職と同じレベルだ。ソ・ホジョン氏が入社する計画は現在、まったくなく、後継者がまだ決まったわけでもない」と解説する。
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