2024 年 12月 28日 (土)
ホーム社会「本当の韓国人の平均」…家を持つ人の割合・ソウルの大学への進学率・未婚者数はいかに

「本当の韓国人の平均」…家を持つ人の割合・ソウルの大学への進学率・未婚者数はいかに

(c)MONEYTODAY

韓国のユーチューブチャンネル「知識ひとくち」に最近、「本当の韓国人の平均を調べよう」という映像が共有された。SNSの発達で「平凡な人生」の基準が高くなったと指摘される中、あるユーチューバーが統計庁の資料を引用して平均的な韓国人の収入と資産現況を分析したものだ。

この映像でユーチューバーは「最近インターネットで『韓国には平均アップ文化がある』という話が共感を得ている」と話し始めた。

知識ひとくちは、よくSNSで「平凡な暮らし」に分類される「ソウル地域の大学を卒業」「中堅以上の企業就職」などの基準が簡単に達成できるか疑義を呈した。

統計庁資料によると、韓国の人口5000万人のうち住宅所有者は1508万人で約30.1%。住宅所有者のうち30代は10.9%に過ぎず、30代の住宅所有率は約25.3%だ。

知識ひとくちは「結婚適齢期の30代前半は(住宅所有率が)もっと低いのではないか? 適齢期で家を持っていれば、だいたい上位20%以内に入る」と指摘した。

ソウルにある大学への進学と就職に対する分析結果も共有した。2018年は、ソウルの4年制大学への入学比率は11%。2021年では大企業は就職先全体の16.6%(非正規職・生産職含む)だった。

30代男性の50.8%、30代女性の33.6%は未婚。30代が結婚適齢期とされているが、実は未婚人口がすでに半分に近づいている。

平均的な引退後の生活も一般に考えられている状況とは多少違っていた。統計庁のアンケートによると「老後準備ができていない」と答えた比率は約52%に達し、大部分が国民年金に依存していた。国内の高齢者貧困率は約43%でOECDで最低レベルだ。

知識ひとくちは「(先に提示されたのは)一つ一つが決して平凡ではない条件だ。これをすべて同時に満たすということは、すでにありえないほど恵まれているということだ」と話した。

また「少数の恵まれた人だけがSNSで自分たちの日常を共有し、平凡のイメージを独占した」と批判し「これが青年世代全体の自尊心を貶めている。彼らのうっ憤や挫折が攻撃性として表出されている」と指摘した。

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