2024 年 11月 25日 (月)
ホームライフスタイル年明けからマッコリ、ヤクルト、ビュッフェ“まんべんなく”価格アップ

年明けからマッコリ、ヤクルト、ビュッフェ“まんべんなく”価格アップ

地平生米マッコリ(地平酒造提供)©news1

「庶民向けの酒」マッコリ、カップコーヒー、ヤクルト、チーズ――代表的な飲食料品の価格が年明けから次々に値上がりし、庶民の負担が深刻化しつつある。

「新世界フード」(SHINSEGAE FOOD)が運営するシーフードビュッフェ「ぼのぼの(bonobono)」も高級化戦略を取りながらランチやディナーの利用価格を最大55%引き上げた。

業界によると、「地平酒造」は今月1日、コンビニで販売する「地平生米マッコリ」2種の価格を最大21.1%引き上げた。マッコリ価格は「ソウル長寿(チャンス)」「裵商冕(ぺサンミョン)酒家」「麴醇堂(ククスンダン)」が昨年引き上げており、これで4例目となった。

品目別にみると、地平生米マッコリは750mlが1900ウォンから2300ウォン(約21.1%)、1.7リットルが3000ウォンから3600ウォン(20%)にそれぞれ引き上げられた。

酒類業界では共通して、米価をはじめとする各種原・副材料の引き上げを価格調整の背景に挙げている。韓国農水産食品流通公社によると、先月31日基準の国産米卸価格は平均5万2540ウォンで、平年(4万5286ウォン)に比べ約16.0%上昇した。

「東遠F&B」も1日からコンビニで販売するカップコーヒー5種類を最大10%引き上げ、「オリジンカフェラテ」(250ml)などをこれまでの2000ウォンから2200ウォンとした。また、今月7日からはコンビニに加え、すべての流通販売チャンネルでチーズの値段を平均10%引き上げる。同社関係者は「原油やコーヒー豆のような原材料だけでなく、人件費や燃料費まで上がり、値上げを決めた」と話している。

東遠F&Bのカフェ(左)とヤクルト製品©news1

「毎日乳業」も1日からカップコーヒー1位の「バリスタルールズ」とカップコーヒーブランド「マイカフェラテ」の出庫価格を8〜12.5%引き上げた。値上げ品目は大容量製品を除く毎日乳業のカップコーヒーの全種に及ぶ。同社関係者もやはり「コーヒー豆の先物価格が前年比206%程度上昇したうえ、原・副材料価格の負担が大きくなったため、値上げに踏み切った」と明らかにした。

「hy」(旧韓国ヤクルト)はコンビニ「GS25」でのみ販売するヤクルト4種の価格を引き上げる。代表的な商品は「ヤクルトグランド」(280ml)と「ヤクルトグランドライト」(280ml)で、従来の1300ウォンから1400ウォンに7.7%値上げする。

「ぼのぼの(bonobono)」は先月1日から大人のランチ利用価格を従来の3万8000ウォンから5万9000ウォンに55%引き上げた。ディナーは5万5000ウォンから7万5000ウォンに36%、週末は5万9000ウォンから7万9000ウォンに34%、それぞれ値上げした。新世界フード関係者は「ホテルビュッフェやワインバーのようなプレミアム外食市場の成長に沿って、メニューとサービスをアップグレードするための値上げ」としている。

ぼのぼの(写真は新世界フード提供)©news1

「ぼのぼの」は価格を引き上げつつ、メニューと内部インテリアを改装し、サービスは高級ホテルのダイニング並みに改善する計画だ。

メニューは従来の海産物中心から即席料理を大幅に追加。「ライブ料理」として北京ダックや八宝菜、ラムカルビ、アワビ&海老焼きなどの高級料理を提供する。またワイン飲み放題コーナーを新たに実施し、「シャルキュトリー」「プロシュート」のような高級おつまみ類も提供する。食事の空間は高級ルームタイプに変更している。

©news1

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