(1)からつづく
パク・ミンジのプロゴルファーとしての成長には、母親の支えが欠かせなかった。母キム・オクファさんは1984年ロサンゼルス五輪ハンドボール銀メダリスト。母親の優れた運動神経を譲り受け、幼いころからトレーニングに励んできた。
「母がいなかったら、私はこの場にいなかったはずです。以前は多くのアドバイスをくれましたが、今は私がしていることを信じて黙って支持してくれています。本当に感謝しています」
パク・ミンジは今後、米国進出を考えているのだろうか。KLPGAツアーでともに活躍したアン・ナリンとチェ・ヘジンは、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアー・クォリファイングシリーズを好成績で通過、米舞台への挑戦に乗り出し、パク・ミンジを刺激する。
だが本人は当面、KLPGAツアーに集中する考えだ。
「2022年に海外進出の計画はありません。『うまくできるかな?』という心配がまだあるので、自分のすべてを出し切ることはできないと思います。その意思が100%になるまではKLPGAツアーに集中したいです」
1998年、寅年生まれ。パク・ミンジにとって、2022年の壬寅(みずのえとら)年は、さらに特別な1年になるだろう。かつては挑戦者だったが、今はトップの座を守らなければならない。「やはり、体力的なことがあり、後半戦には安定したプレーができませんでした。この冬季訓練で、集中的に体力トレーニングをやります」
最後にこう意気込みを語った。「2022シーズンではギャラリーがいる中でいいプレーをして、優勝してたくさんのお祝いをいただきたいです」(おわり)
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