韓国の2024年の最低賃金が今年より2.5%引き上げられ時給9860ウォン(1ウォン=約0.1円)に決まったことに伴い、最低賃金と連動した各種政府支援金や福祉給与も共に引き上げられる見通しだ。
最低賃金は各種支援金を決める基本値となる。最低賃金委員会によると、現在28の法令で最低賃金を活用しており、主に雇用・福祉分野の支援金を決める際の基準値となっている。
たとえば低所得受給者を保護する失業給付は最低賃金の80%が下限額になっており、今年は所定労働時間8時間で1日6万1568ウォン(最低賃金額基準7万6960ウォンの80%)、月給で計算すると185万ウォンだ。
最低賃金引き上げに伴い、来年の下限額は1日6万3104ウォン、月給189万ウォンになる見通しだ。
また、出産前後の休暇期間中に支給される「出産前後休暇給与」は、最低賃金を基準値とする通常賃金がベースになっているため、来年はアップする。
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