韓国忠清北道(チュンチョンブクド)の災害現場で、道幹部が笑顔を浮かべている様子を収めた写真がオンライン上で拡散し、国内で「不謹慎だ」と批判の声が上がっている。
忠清北道清州(チョンジュ)で15日午前8時45分ごろ、大雨により美湖江(ミホガン)の堤防が決壊し、近隣の地下車道(685m)が浸水した。大勢の市民が現場に取り残され、17日午前の段階で12人が遺体で見つかっている。
問題の写真は、ウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相が災害現場を訪れた際の映像をキャプチャーしたものだ。そこでウォン・ヒリョン氏を出迎え、状況報告を担当した道幹部が笑みを浮かべている様子がとらえられていた。
韓国のオンライン上でこの写真が拡散され、「隣で笑う人は何者だ。鳥肌が立つ」「なぜ、あの場面で笑みが出るのか」「空気を読め」など、批判のコメントが相次いだ。
美湖江に洪水警報が出されたにもかかわらず、地下車道が規制されていなかったことから「人災ではないか」という声が上がっている。
(c)MONEYTODAY