韓国ファッション業界の中でもこれまで女性ファッションに強みを見せてきたオンラインプラットフォーム「29CM」が「25~39歳男性顧客」にターゲットを絞ったマーケティングに本腰を入れている。そもそも購買能力が高いうえ、自分のための消費を惜しまない傾向にあるからだ。
4月にファッションユーチューブアカウント「FOOTAGEBROTHERS」とともに「マンポイントレッスン」というタイトルの映像を公開した。25~39歳男性の中でファッションに関心がある顧客を対象に関連知識を「ワンポイントレッスン」として紹介している。
最初の映像「オックスフォードシャツに関するすべて」では、フォーマルでもカジュアルでも似合うオックスフォードシャツの歴史からお勧めアイテムまで多彩な内容を紹介。5月は「チノ・パンツ」を取り上げた。
オックスフォードシャツもチノ・パンツも、コンテンツが公開されると関連売り上げが急激に跳ね上がったという。
29CM側は「直接服を選んで買って着る25~39歳層の男性が多くなり、基本アイテムに対する情報や一緒に着ると似合うファッションを紹介したことで実際の購買につなげることができた」と分析した。
29CMクリエイティブ企画チーム長のキム・ヘイン氏は「25~39歳の男性顧客は、自らの確固たるファッションスタイルを主導的に追求する。この層を狙い、より感度の高いショッピング情報を提供できるようコンテンツを開発する」と話した。
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