韓国の旅行会社ハナツアーはこのほど、6月に海外へ送り出したパッケージ旅行客数が約9万5000人を記録し、前年同期比661%増加したことを明らかにした。
5、6月は旅行業界のオフシーズンに当たるが、パッケージの海外旅行客数は前月比それぞれ9%、3%増加しており、回復傾向が顕著だ。
地域別では東南アジアが45.1%で最も多く▽日本(28.8%)▽欧州(12.6%)▽中国(8.1%)▽南太平洋(3.2%)▽米州(2.2%)――の順だった。
国別では1位は日本、2位はベトナム、3位は中国だった。中国は5月以降、団体ビザ発給が正常化したうえ繁忙期を迎えたことで、6月の旅行客数が前月比約150%増と急激に増えた。
7、8月の平均予約現況を見ると、旅行客が多いのは6月と同様▽東南アジア▽日本▽欧州▽中国――の順だったが、伸びでみれば、夏でも涼しいモンゴル、北欧、北海道が人気だった。
ハナツアー関係者は「オフシーズンの第2四半期に旅行需要が増加したことは本格的な回復傾向を示している。中国も団体ビザ発給が円滑になった影響で活気を取り戻しており、海外旅行需要がさらに正常化すると期待している」と話した。
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