2024 年 11月 25日 (月)
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サムスン・LG電子「デジタルアートに本気」芸術とテレビを融合

英ビクトリア&アルバート博物館(V&A)内部全景(写真=V&A、サムスンニュースルーム)(c)NEWSIS

韓国のサムスン電子とLG電子が先を争うようにして芸術とテレビを融合させた業務提携を拡大している。

サムスン電子はこのほど、社のニュースルームを通じて英ビクトリア&アルバート博物館(V&A)のブランド担当者のインタビューを公開した。

V&Aはロンドン所在の世界最大の工芸博物館だ。「サムスンアートストア」とは、名画に親しみ、影響力を高めるという共同ビジョンのもと、2018年から協力関係を持ち、自宅でも気楽にV&A所蔵品を楽しめるようさまざまなコンテンツを公開している。

今月発売される「V&A:Ocean Treasure」では海洋動植物、ロマンチックな海、華麗な休暇をテーマにした作品を披露する。異なる時代の芸術スタイルと技法を反映した、魚と貝殻、水彩画や油絵、アール・デコ調の織物、ポスターなどを鑑賞できる。

注目すべき作品としてはドイツの生物学者ヘッケルが発刊した科学誌掲載のクラゲの挿絵とフランス画家クールベが描いたノルマンディーの風景などだ。

V&A側は「技術の発展は芸術作品への接点を広め、新たな形態の芸術的表現を可能にした。デジタルプラットフォームとオンラインギャラリーの誕生により世界中の博物館と美術館のコレクションを誰でも便利に鑑賞できるようになった」としている。

LG電子は「Frieze New York」で有機ELテレビを活用したギャラリーを設置した(写真=LG電子)(c)NEWSIS

LG電子は5月、米ニューヨークのマンハッタンの文化芸術センター「ザ・シェッド(The Shed)」で開かれた「Frieze New York」に参加した。有機ELテレビを活用したギャラリーを設置し、芸術作品を披露した。

仮想現実(VR)、3Dレンダリングなど最新技術で知られるデジタルアーティスト「Six N. Five」と協業し、超現実的な世界を作り上げたデジタルアートの新作シリーズなどを紹介した。

作者は「芸術家として最高のデジタルキャンバスで作業することは何よりも重要だ。LGの有機ELテレビは明るい画面、正確なカラーなどで圧倒的な視聴経験を提供する」と述べた。

LG電子は有機ELテレビと芸術分野の協業を増やすプロジェクトに取り組んでおり、芸術に関心の高い顧客との接点を拡大したい考えだ。

(c)NEWSIS

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