2024 年 12月 24日 (火)
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日本6000円、済州2000円…韓国・最近の「特価航空券」の本命

仁川国際空港出国場免税店の様子(c)news1

夏休みシーズンを迎えた韓国の航空会社が、隠れた特価航空券を出している。6万ウォン(1ウォン=約0.1円)台の日本、8万ウォン台の東南アジアなど、これまでと価格帯は似てはいるが、自社の顧客を対象に最小限の広報をする点で異なる。

航空業界によると、チェジュ航空とエアソウルは先月28日からそれぞれ特価プロモーション「48時間タイムアタック」と「エアソウルの夏休み」を実施した。

大々的に広報する従来のプロモーションとは異なり、インスタグラムで公式アカウントをフォローしたり、自社アプリケーションをインストールした利用客だけを対象に事前に知らされた。インスタグラムやアプリからリアルタイムでプッシュ通知する方式だ。

チェジュ航空は主力の成田、大阪、福岡など7都市の航空券を片道6万2300ウォンから販売した。またベトナム7万6500ウォン、フィリピン8万3900ウォンなど東南アジア路線と、2万1800ウォンの済州(チェジュ)行きの航空券も出した。国内線は全路線、国際線は往復に限って5%の追加割引もした。搭乗期間は今月31日まで。

エアソウルも8月31日まで搭乗できる航空券を特価で販売している。福岡5万9000ウォンから札幌18万8800ウォンの間で日本行きのチケット価格が設定され、東南アジア路線も8万6000ウォン~10万8700ウォンで販売している。

これらは両社が直前に実施したプロモーションと、価格は大きく変わらない。チェジュ航空は先月27日まで「チム特価(超特価)」を、エアソウルは「早く出発する夏休み」をはじめとして地域別プロモーションを進めてきた。

このように航空会社が前売りで格安航空券を発売するのは、繁忙期の需要を先取りするためだ。搭乗日が近づいたフライトの空席を埋めるために安い価格で販売する「在庫処分」の性格も強い。

業界関係者らは、航空券の「隠れた」在庫処分を狙う必要があると口をそろえる。販売サイトにアクセスが集中してしまう従来のプロモーションとは異なり、競争が比較的少ないうえ、価格差が大きくないためだ。

(c)news1

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