韓国の有名ウエディングコンサルティング会社が、ドレスやメーキャップの費用を客から受け取った後、その代金を提供業者に支払わずに雲隠れし、詐欺で訴えられる騒ぎとなっている。韓国では同様の事例が、フランチャイズのフィットネスジムやヨガスタジオで相次いでいる。
ソウル江南(カンナム)警察署は、このコンサル代表を詐欺容疑で捜査しており、6月26日には本人から事情を聴いた。同日までに同署が受け付けた告訴は計17件に上るという。
コンサル会社は結婚するカップルを▽ドレス▽スタジオ▽メーキャップ▽韓服・礼服――などの提携業者につなぎ、客が支払った費用から提携業者に代金を支払う。同社は全国に支店があり、ウエディングの展示会などを通じて客のカップルを募集していた。
利用者によると、客たちは費用をコンサル会社に払ったが、提携業者に代金が支払われていないため、多数のカップルが撮影スタジオやドレスレンタルなどのサービスを受けられない状態だという。
ある利用者は「提携業者は『代金が入金されないのでサービスを提供できない。改めて代金を支払ってほしい』というだけ。コンサル会社に電話をかけても連絡がつかない」と憤った。
同社の利用者500人余りがSNSのオープンチャットルームで対策を協議しており、約100人が告訴を準備している。被害額は少なくとも1組あたり100万ウォン(約11万円)で多くは300万ウォン(約33万円)を超えるという。
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