韓国行政安全省は3日の国務会議で「公衆トイレなどに関する法律施行令」改正案が議決され、21日から施行されると明らかにした。この改正案には盗撮カメラの設置を遮断するため、公衆トイレにおける個室扉の上下の隙間を小さくするという新たな基準が設けられた。
個室は扉の上と下に隙間があるため、そこからスマホで盗撮される恐れがある。一般のスマホの厚さが普通7㎜以上であることから、盗撮を防ぐために下の隙間を床から5㎜以下にするよう求めている。上の隙間は天井から30cm未満としている。
ただ障害者やお年寄り、妊婦らの利用を妨げないようその基準は別途決めるとしている。
対象は、施行日以降に個室の扉を設置する公衆トイレだ。
韓国建設生活環境試験研究院が昨年7月21日から8月23日まで、国民1231人を対象にアンケート調査した結果、64.3%が「トイレ利用時、扉の下の隙間に怖さがある」と答えている。
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