韓国で今月1日、免税酒類オンライン販売を可能にする告示が施行され、オンライン免税店でウイスキーやワインのような免税酒類の購入が可能になった。
これまでオンライン販売が認められているのは一部の伝統酒だけで、それ以外のアルコール類は国内の免税店で購入して空港内の引き渡し場で受け取るか、空港内の免税店で購入するしかなかった。
免税業界では、オンライン販売可能な酒の種類がどこまで広がるかが最大の関心事だったが、ウイスキーやワインなどもオンライン免税店販売が認められることになった。
国税庁関係者は「韓国市場でもウイスキー、ワインのオンライン販売はできないが、オンラインやアプリケーションで注文後に売り場で受け取る『スマートオーダー』は許容している。ウイスキー、ワインなどの免税種類にも同じ基準を適用したものだ」と説明した。
出国を控えた人なら国内の免税店事業者が運営するオンライン免税店を通じて注文した後、空港引き渡し場で受け取ることができる。外国を行き来する航空会社や海運会社が運営するオンライン免税店で免税酒類を購入した場合は航空機や船舶で受け取ることも可能となった。
ロッテ、新羅、新世界、現代百貨店など大企業免税店は、販売チャンネルが増えるという点で肯定的な反応を示している。だが、中小・中堅の免税店はオンライン免税酒類販売で経営が脅かされる恐れがあると危惧する。特に入国場免税店の場合、酒類の売り上げが70%以上を占めており、打撃が避けられない。
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