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「結婚することを決めたら、礼物から買えと言われた」
結婚を1年後に控えた新婦のキムさん。最近、新郎と「お礼物ツアー」で忙しい。
売り場を訪れるたび「近い将来、値上げされるだろう」という言葉を聞き、焦りが募る。
従来の結婚準備では、結婚式場の確保が最優先だった。だが、最近のカップルは礼物から用意するという傾向がある。
ジュエリー業界が値上げ合戦を展開するとともに、ブランド品業界としても在庫管理体制のためだ。
◇ニセモノ氾濫「礼物1番地」
ブランド品業界はここ数年間、年に数回値上げを断行している。
三大ブランド「エルシャ」(エルメス・ルイヴィトン・シャネル)をはじめ、世界5大宝石ブランドのティファニー・バンクリフ&アペル・カルティエなども今年、既に値上げしている。
オメガ・ロレックスなど主要時計ブランドも値上げ合戦に参列している。
ブランド品業界が「ウェディングフレーション」(結婚+インフレ)現象を煽っているという見方も出ている。
「礼物1番地」に挙げられる鍾路(チョンノ)礼物通りでは、偽物も出回っている。
特許庁商標特別司法警察(司法警察)は今年5月、ブランド品貴金属を偽造して多量製造・流通・販売した50代2人を商標法違反の罪で立件した。
司法警察が彼らから押収した偽造貴金属には、ルイ・ヴィトン、グッチ、シャネル、ティファニーなど海外有名商標が貼られていた。
2人の保有する偽造製品を正規品の価額に換算すれば、10億ウォン(約1億1000万円)台に達するものと推定される。
(つづく)
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