韓国で先月、就業者全体の中で女性が占める割合が44%に達することがわかった。最近、韓国の雇用好調は女性がけん引した側面が大きい状況だが、依然としてこれらの職場の相当数が短期・非正規職という指摘も出ている。
統計庁国家統計ポータル(KOSIS)によると、5月時点の女性就業者数は1272万人で、就業者全体(2883万5000人)の44.1%を占めた。
韓国の雇用市場で女性が占める割合は着実に増えている。同じく5月時点で就業者数全体に占める女性就業者は、2016年42.4%、2019年43.1%、2022年43.4%と増加してきた。20年前の03年(41.3%)に比べると、約3ポイント近く増えたわけだ。
就業者数は季節的要因による月別変動が大きいため、1年前の同じ期間と増減を比較するのが通常だ。特に最近は、女性就業者が全体の就業者数の増加を大きくけん引してきた。
5月の就業者数は前年同月比35万1000人増えたが、このうち34万8000人が女性だった。一方、男性は3000人増に止まった。
昨年5月の就業者全体の増加分(93万5000人)で男性(46万8000人、50.1%)と女性(46万7000人、46.9%)の割合がほぼ同じだったのとは対照的な結果だ。
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