韓国の2大半導体強者であるサムスン電子とSKハイニックスの株価が最近相次いで強気を見せ、最高点を更新している。下半期の半導体業況が回復するという展望に加え、生成人工知能(AI)技術の恩恵株として注目を集め、買いが集中しているようだ。
サムスン電子とSKハイニックスは5月30日、それぞれ2.84%と1.01%上昇して取引を終えた。サムスン電子は4日連続で、SKハイニックスは3日連続で上昇している。
こうした上昇相場において、両社の株価は新たな高値を更新している。サムスン電子は昨年3月3日以来約14カ月ぶり、SKハイニックスは昨年5月23日以来約1年ぶりに、それぞれ高値を更新した。
最近、米エヌビディア(NVIDIA)が第1四半期(1~3月)の好業績を発表し、これらの株価上昇の起爆剤として作用した。NVIDIAは24日、第1四半期の1株当たり純利益1.09ドルを記録したと明らかにした。市場の予想(92セント)を上回る数値だ。売り上げは71億9000万ドルで、やはり市場予想の65億2000万ドルを大きく上回った。
特にチャットGPT旋風が吹き、生成AIに必要なグラフィック処理装置(GPU)の供給不足が深刻化している状況が浮き彫りになったようだ。
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