マレーシアのランカウイで23~27日開かれた防衛産業の展示会「リマ2023」で、韓国航空宇宙産業(KAI)、HD現代重工業、LIGネクスワンの韓国防衛3社が存在感をアピールした。
KAIは今回の展示会でマレーシア空軍が運用するFA-50Mと世界的に関心の高いKF-21など主力製品群の模型を展示した。軽戦闘機FA-50の模型の前では写真を撮る観覧者が列を作った。KAIのブースは、実務的な話を聞きたい各国の軍関係者とそれに応じるKAI関係者で混雑した。
HD現代重工業は2000トン級の輸出型戦闘艦モデルであるHDC-2000を発表した。関係者は「ロシアによるウクライナ侵攻以後、東南アジアでも軍備拡大基調にある。特に2000トン級戦闘艦に関して関心が高い」と指摘する。
LIGネクスワンは海軍を対象に艦艇用誘導兵器である130㎜誘導ロケット「飛龍」、2.75インチ誘導ロケット「匕弓(ピグン)」などを展示した。同社関係者は「最近、東南アジア各国を対象にプロモーションする時、価格や性能を聞かれることが多くなった」と感触を得た様子だった。
一方、韓国のライバルであるトルコからは16社が参加。積極的な売り込みを図った。LIGネクスワン関係者は「トルコは韓国同様、国レベルの輸出支援が非常に攻撃的だ。今後、多くの防衛産業分野で競争がいっそう激しくなるだろう」と見通した。
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