第76回カンヌ国際映画祭の非競争部門に招待された韓国映画「クモの巣」が現地時間25日、映画祭メイン上映館のリュミエール大劇場で公式上映された。キム・ジウン監督をはじめ、ソン・ガンホ、イム・スジョンら俳優7人が出席し、2300席を埋めた観客のスタンディングオベーションに応えた。
「クモの巣」は1970年代、撮影が終わった映画について「結末を撮り直せば傑作になる」と信じる監督が、検閲のほか、内容を理解できない俳優・製作者らに囲まれる悪条件の中、撮影を敢行する姿を描いた。
放映終了後、客席では歓呼とともに拍手が続き、スタンディングオベーションは12分超に及んだ。海外メディアも高評価を与えた。
カンヌ国際映画祭執行委員長のティエリー・フレモーは「アメージングで偉大なプレミアだった」と賛辞を送り、ソン・ガンホに「カンヌ映画祭の品格を高めてくれた。カンヌはあなたの家だ」と敬意を込めて語りかけた。
「クモの集」は2023年公開予定だ。
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