韓国警察当局はこのほど、零細自営業者ら500人以上に違法な高金利で計99億ウォン(約9億円)を貸し付けていたとして、闇金業者10人を貸金業法違反容疑で検挙した。年利は最高3万8274%。これまで韓国警察が検挙した事例で最も高い金利だ。
警察当局への取材によると、容疑者らは共謀してインターネットに「法人資金緊急融資」の広告を掲載し、零細自営業者ら計416人に80億6400万ウォンを違法に貸し付け、10億2374万ウォン(年利子率最高3万8274%)を受け取っていたとみられる。一部の被害者には日常的に暴行を加えていたという。
闇金業者の中には質屋を運営する者もおり、37人に貴重品(純金ネックレス、コンピューターなど)を担保に計7798万ウォンを融資し、年利率最高6952%の利子を受け取っていた。
警察は「資金難で追い込まれている零細自営業者らを相手に殺人的ともいえる高金利で営業している闇金業者がいる」との情報を得て、数カ月間にわたって捜査を進めてきた。
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