韓国ネット大手カカオが15日からポータルサイト「ダウム(Daum)」のサービスを社内独立企業(CIC=Company In Company)として分離する。
収益が悪化したカカオは、競争力が低いと判断される共同体を整理する方針を立てている。ダウムは1995年に設立され、約30年間、検索ポータルの象徴だった。社内独立企業に転落し、今後、整理対象共同体に含まれるかどうかに関心が集まっている。
CICは企業に所属しているスタートアップのような小規模会社をいう。人事・財務など組織運営に必要な経営全般業務を迅速かつ独立的に決定できる組織である。業界では今回のダウムの組織改編がポータル事業体質改善の一環だと見ている。
ダウムは2014年、カカオに合併された後、明確な相乗効果を出せなかった。2000年代初め、ネイバーにポータル1位の座を譲って以来、シェアが減り続けた。
NHNデータのデータアーカイブ「ダイティ(DIGHTY)ブログ」によれば、2022年第4四半期(10~12月)の韓国検索エンジン流入率(検索シェア)はネイバー62.81%、グーグル31.41%、ダウム5.14%の順だ。ダウムの検索シェアは前年同期比1.82ポイント減少している。
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