韓国で昨年、3つ以上の金融機関から融資を受けた自営業者の割合が大幅に増え、自営業者向け融資全体の70%を上回った。特にノンバンク貸出が急激に増え、その増加幅が銀行貸出の5倍に達した。
韓国銀行の「自営業者貸出現況」資料によると、昨年第4四半期(10~12月)の自営業者貸出残額は1019兆8000億ウォン(1ウォン=約0.1円)だった。1年前の同期間(909兆2000億ウォン)に比べると、約12.2%(110兆6000億ウォン)増えた。
同期間、多重債務を抱える自営業者の貸出残高は720兆3000億ウォンで、全体の70.63%を占めた。一昨年に630兆5000億ウォン規模だったのが1年間で89兆8000億ウォン増え、全体の70%を超えた。
内訳では、銀行貸出が618兆5000億ウォンで全体の60.6%を占め、ノンバンク貸出は401兆3000億ウォンで39.4%だった。全体の貸出残高規模は依然として銀行が上回っているが、増加幅はノンバンクが銀行より5倍近く急上昇した。銀行の貸出残高が5.5%増える間、ノンバンク貸出額は24.3%増えた。
(c)news1