韓国の20代カップルが、文字通り「箸の上げ下ろし」をめぐる葛藤で、険悪な状況になっている。女性の側がオンラインコミュニティに、男性との行き違いの詳細を投稿し、ネットユーザーに「何がいったい正しいことなのか」と助言を求めている。
女性は20代後半で、同年齢の男性と交際を始めて8カ月になる。女性は男性を母親に紹介するため食事の場を設け、そこで問題が起きた。
男性が拳を握るようにして箸を持ったのだ。
その様子を見た母親が女性のほうに目をやり、「この子も幼いころ、箸の使い方が上手でなく、たくさんしかられたのよ」と笑いながら言及した。
このひと言が男性に突き刺さった。男性はそのまま箸を置き、表情をこわばらせた。母親が「余計なことを言ってごめんなさいね。気にせず食べて」と料理を追加で注文して機嫌を取った。
それでも男性は表情を変えず、そのうち「急な用事がある」と言って席を立った。この行動に、母親は「気に入らないからといって、勝手に席を立つなんて」と不快感を示した。
この話には前段がある。食事に向かう際、女性が車を運転し、男性が助手席に座って、母親を迎えに行った。その時、男性は助手席から降りてあいさつし、そのまま後部座席に座ったのだ。「どこが上座なのか、わかっていない。あきれた。家でマナーを教育されていない」。女性はこんな印象を受けたという。
帰宅後、女性は男性に連絡を取った。
女性「いくら急用があったとしても失礼ではないか」
男性「失礼なのは、あなたのお母さんじゃないか。初対面で箸の使い方を指摘するなんて、古い考えの人がやることだ。無礼なことを言われて我慢しなければならないのか」
さらに男性は態度を硬化させ、「君の年寄りくさいマインドにはうんざりだ。会社で食事する時、上司より先に、君がスプーンを持つのを何度も見た」とダメを押した。
投稿で、女性は「一線を越えた」と感じたという。「何が正しいのかわからない。誰が、どんな部分を謝罪しなければならないのか」。こう締めくくって意見を求めた。
ネットユーザーの反応はおおむね、男性に批判的だった。
「人格ができていない人は行動に現れる」
「そんな箸の使い方なら、家庭での教育が不十分だったに違いない」
「そんな無礼な振る舞いをした男性と、あなたは今後も交際を続けるつもりなのか」
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