2024 年 12月 23日 (月)
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韓国防衛産業が投資拡大、2027年に世界「4強」入り目標に進撃

LIGネクスワンの誘導兵器体系「天弓-II」(LIGネクスワン提供)(c)news1

韓国国内防衛産業企業“ビッグ4”の今年第1四半期(1~3月)の売り上げが前年同期比で改善される見通しになった。金融情報会社「エフエヌガイド(FnGuide)」が11日、明らかにした。K-防衛産業が投資を拡大し、2027年に世界防衛産業「4強」入りという目標に向かって進んでいる。

エフエヌガイドによると、ハンファエアロスペースの第1四半期の売り上げコンセンサス(証券会社の展望値平均)は1兆7237億ウォン(1ウォン=約0.1円)で、前年同期(1兆3781億ウォン)比25.1%増えた。

韓国航空宇宙産業(KAI)の売り上げは6407億ウォンから6976億ウォンへと8.9%拡大する見通し。LIGネクスワンは4272億ウォンから4865億ウォンへと13.8%、現代ロテムも6774億ウォンから7570億ウォンへと11.7%増えると予測されている。

各社の業績改善は▽K9自走砲(ハンファエアロ)▽K2戦車(現代ロテム)▽FA-50軽攻撃機(KAI)▽天弓(チョングン)II(LIGネクスワン)――などの好調な輸出によるものだ。

韓国の防衛産業メーカーは、輸出相手国が要求する性能と品質、価格、納期能力などの条件を満たすため、収益を研究開発、生産能力拡大に再び投資している。

例えば、ハンファエアロは、研究開発費用を2020年の4625億ウォンから22年には5867億ウォンに拡大した。今年上半期中にK9自走砲を生産する昌原(チャンウォン)3事業場の生産ラインを増設する予定だ。

韓国政府は昨年11月、防衛産業輸出戦略会議を開き、世界4大防衛産業輸出強国になる目標を打ち出した。国防技術振興研究所の「2022世界防衛産業年鑑」によると、韓国は2017~21年の5年間に防衛産業輸出市場占有率が2.8%で世界8位となっている。

(c)news1

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