ソウル・江南(カンナム)の予備校街で、高校生に麻薬成分の入った飲料を配って飲ませていた事件に絡み、犯行に関わったグループのメンバーが「計100本を準備した」と供述していることが警察への取材でわかった。現時点で実際に学生に配られたのは10本程度と確認されており、警察は他に被害がないか確認を進めている。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊はこれまでに容疑者4人を逮捕した。警察は、グループが準備した麻薬飲料計100本のうち10本余りが保護者1人を含む被害者7人に配られたとみている。100本のうち約30本は押収している。残りについてメンバーは「自主的に廃棄した」と供述しているという。
4人は2人ずつに分かれ、それぞれ江南区庁(カンナムクチョン)駅と大峙(テチ)駅近くで麻薬飲料を配った。飲んだ人がめまいを訴えたため、調査の結果、飲み物から麻薬成分が検出された。
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