韓国国内最大の自動車産業展示会である「2023ソウルモビリティーショー」が9日まで開催されている。国内外の主要メーカーなど世界10カ国160社余りの企業・機関が参加し、会場の京畿道高陽市キンテックスは観覧客で混雑している。
今年の展示会は2021年より2倍以上規模が大きくなり、展示面積は5万3000平方メートルに達する。電気自動車をはじめ、自動運転車、都心航空モビリティ(UAM)、先進航空交通(AAM)など未来のクルマを中心に構成している。
メーカーからは現代自動車と起亜自動車、ルノーコリア自動車、KGモビリティなど国内メーカーに加え、海外からメルセデスベンツ▽BMW▽ポルシェ▽テスラ――など計23社が参加した。
起亜自動車は電動化モデルEV9を公開した。起亜自動車初の大型電気スポーツ用多目的車(SUV)で「革新的な技術と空間性を兼ね備えた国内初の電気大型SUV」という触れ込みだ。
現代自動車は「ソナタ・ディエッジ」を公開した。また、電気自動車の自動充電ロボットや配送ロボットなどを試演し、ロボティクスの未来を提示した。
ニューモビリティ分野ではSKテレコムとVスペースなど9社が参加し、未来の新技術を披露した。また、今回新しく設けられた航空モビリティ特別館では、観覧客がドローン、高精度衛星航法装置(GPS)端末などを観覧できる。
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