韓国食品業界トップのCJ第一製糖が世界で売り上げ1兆ウォン(約1000億円)を超えた「ビビゴ(bibigo)餃子」に次ぐ戦略商品として「チキン」を検討している。「第2のキラー商品」に成長するか注目される。
CJ第一製糖は2015年12月「グルメ」ブランドのチキンを発売した。現在、フライド、ホットスパイシー、スイートハニーなど9種を販売している。
同社が開発中のチキンは、手羽元、ウイングなど骨が含まれた部分を使用する見通しで、キョチョンチキンなど国内有名フランチャイズの人気メニューと似たコンセプトだ。
チキンの新製品は販売する現地の消費者が最も好む味に特化する可能性が高い。ビビゴ餃子がアメリカではチキンとパクチーで味をつけたミニ餃子、中国ではトウモロコシと白菜で味をつけた王(ワン)餃子が主力商品になっているのと同じ方向性だ。
海外市場販売のためにチキン新製品も「ビビゴ」ブランドの名称を使うとみられる。ビビゴ餃子は売り上げの約40%を米国が占めており、現地で活発なマーケティングを展開している。
「冷凍食品はおいしくない」という固定観念を品質で克服すれば、内需市場でも配達チキンと競争できるというと同社は見ている。
(c)MONEYTODAY