中国の華僑向け通信社大手の中国新聞網などはこのほど、整形手術などを受けるために韓国を訪問する自国民に、中国政府が格別の注意を呼び掛けたと伝えた。
それによると、駐韓中国大使館は同日、中国版LINEの「微信(WeChat)」の公式アカウントで、韓国で最近、美容整形の施術を受けた外国人が命を落とすなど医療事故が相次いでいると注意を促した。
中国大使館は医療紛争に巻き込まれた時の対応方法も紹介しており、誇大広告と割引特典にだまされてはならないと警告。合併症や後遺症を全体的に理解するよう求めた。
また、正式な医療機関を選び、手術前には担当医師や責任、紛争解決方式などを明示した契約書を作成するよう勧告した。
中国政府は先月と今月の2回にわたって、自国民の団体旅行を60カ国に拡大指定したが、韓国は引き続き除外されている。
今回の中国大使館の呼び掛けは、強制こそしないものの、美容整形を目指す個人旅行客に事実上訪韓を自制するよう誘導したものと受け止められている。
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