職場でわいせつ動画を視聴する上司と、どう向き合えばよいか――こんな新人女性社員の悩みが韓国MBNの番組で取り上げられ、専門家のアドバイスが伝えられた。
番組によると、新入社員は上司である課長の気づかいや激励に支えられ、仕事に順応していった。
ところが、ある日、昼食を終えてオフィスに戻ると、その課長の席から「女性のあえぎ声」が聞こえてきた。気づいた課長は「しまった、広告を消すのを忘れていた」と当惑した様子を見せ、他の社員も「最近、成人広告が問題になっている」とフォローしたため、騒動にはならなかった。
だが後日、その新入社員が課長に頼まれ、課長のパソコンを使って資料を探していると、そこにわいせつ動画のファイルがあった。「Fカップ女子職員とがらんとした事務室で一晩中」「モデル級秘書と秘書室で汗まみれ」など、大部分が職場を舞台にしたわいせつ動画だった。
衝撃を受けた新人が他の社員に明かすと、「まさか。あり得ない」という反応が返ってきた。
さらに、その新人がある日の帰宅後、会社に携帯電話を忘れたのに気づいてオフィスに戻ったところ、夜勤している課長を発見、やはりわいせつ物を見ていた。
新入社員が当惑したのは、課長に「二つの顔」があったためだ。
番組では「それまで親切だった課長の行動には、何か他の意図が隠されていたのではないか……。私はどうすればいいのか」と打ち明ける新入社員の声が紹介された。
番組で、専門家はこれを「視覚的セクハラ」と呼んだ。デスクトップやスクリーンセーバーにポルノを置いておくのもセクハラとなる。「わいせつ写真を飾った役員室を掃除させたとして訴えられた例もある」(専門家)といい、こうしたわいせつ物を発見した時、キャプチャーするなど証拠として残しておくべきだと助言している。
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