韓国の防衛産業が雇用を増やし、生産能力を拡大に乗り出している。
金融監督院によると、LIGネクスワンの昨年の雇用人員は3773人で前年(3263人)比510人(15.6%)も増えた。LIGネクスワンは工場増設に乗り出し、2025年までに亀尾(クミ)1、亀尾2工場に1100億ウォン(1ウォン=約0.1円)を投資して先端兵器製造施設を建設する。
同社は昨年1月、アラブ首長国連邦(UAE)と4兆ウォン規模の地対空迎撃システムの輸出契約を結ぶなど、昨年末時点で12兆3000億ウォンの受注残高を達成した。
韓国航空宇宙産業(KAI)は昨年、ポーランドと30億ドルの軽攻撃機FA-50輸出の契約を結んだのに続き、先月はマレーシアと9億2000万ドルのFA-50輸出について契約した。
これを受けてKAIは昨年、人員を61人補充し、さらに現在ソフトウェア、衛星研究開発などの分野で人材採用を進めており、慶尚南道泗川(キョンサンナムド・サチョン)工場の増設も検討しているという。
現代ロテムは昨年増えた社員147人のうち122人が防衛産業部門だ。現在、同部門の増員を進めている。同社は昨年7月、ポーランドとK2戦車1000台の輸出契約を結ぶなど、防衛産業部門が売り上げに大きく貢献した。
また、ハンファエアロスペースは今年上半期中にK9自走砲を製造する昌原(チャンウォン)3事業場の生産ラインを増設し、人材を採用する計画だ。
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